なぜ “正しいこと” を言うほど、人は動かなくなるのか
- hirovideocreator
- 24 時間前
- 読了時間: 5分
〜正しさと行動は、なぜすれ違うのか〜

はじめに
自分には、ひとつ癖があります。
人や物事を見るとき、「いいところ」よりも先に
「ここ、もう少しこうすれば良くなるのに」
と思ってしまうことです。
もちろん、それは悪意ではありません。
むしろ、「もっと良くなるはず」という前提で見ているからこそ
自然とそういう視点になるのだと思います。
でもあるとき気づきました。
その “正しさ” が、相手にとっては、まったく違う形で
むしろ鬱陶しさという形で伝わっていることに。
今回は自分の思考から生まれるこの癖と
そこにある課題について書いてみようと思います。
▼ この記事でお話しすること
良かれと思っていた「改善の視点」が、相手には違う形で伝わっていることに気づく
「もっとできるはず」と考える思考が、そのまま他人への視点にも表れていた
良くしたいという意図とは裏腹に、“否定” として受け取られてしまうことがある
自分ごとにすれば、改善というものは間違いなく武器になる
指摘ではなく気づきを生む順番に変えることで、相手の反応と行動は大きく変わる
なぜ “改善点” ばかり見てしまうのか

振り返ってみると、改善を求める動きは
自分自身に対しても同じでした。
学生時代に野球やサッカーをしていたときも
今スイミングや仕事をしているときも
「まだできるはず」
「ここはもっと良くなる」 「次回はこういうこと試してみよう」
そうやって常に自分に改善を求めてきました。
だからこそ、人に対しても無意識に同じ視点で見てしまう。
完成している部分ではなく、
“これから良くなる余地” に目がいく。
それは、「成長=改善の積み重ね」という考え方が、
自分の中に強くあるからなんだと思います。
なぜそれが “攻撃” に聞こえてしまうのか

ではなぜ、それをそのまま伝えると、
「攻撃」や「おせっかい」に聞こえてしまうのでしょうか。
おそらく1番大きいのは、伝え方と受け取り方の問題です。
相手はこう感じてしまうことがあります。
「今の自分はダメなんだ」
「否定された」
つまり、“改善” が “否定” として届いてしまう。
人は、自分の考えや行動と違うものに触れたとき、
無意識にそれを “否定” として捉えてしまうことがありそうです。
ここに、大きなズレがあります。
自分にとっての “改善” は、相手にとっては “否定” になる。
この構造に気づいたとき、
「正しいことを言っているのに伝わらない理由」
が、少し見えた気がしました。
正しいことを言っても、人は動かない理由

ここで気づいたのは、
「正しさ」と「人が動くこと」は、別だということです。
どれだけ正しいことでも、相手がそれを “自分ごと” として捉えなければ意味がない。
人は、正しさだけでは動かないということ。
感情が動いたときに、初めて行動が生まれる。
そして、その感情を支える形で論理が機能する。
そう考えると、自分がやっていたのは「伝えること」であって、「動いてもらうこと」ではなかったのかもしれません。
つまりただの「おせっかい」でおわる会話していたということなのです。
その視点は、実は “強み” でもある

ここで1度、視点を変えてみます。
この「改善を見る力」は、悪いものなのか。
少なくとも、仕事の中では大きな武器になっています。
映像でも、マーケティングでも、
「どこに改善の余地があるか」を見つける力は、そのまま価値になります。
人が気づいていないポイントに気づける。
より良くするための道筋が見える。
これは、明確に “強み” です。
だからこそ、問題はこの思考そのものではなく、どう使うかなんだと思います。
ではどうすればいいのか

じゃあ、どうすればいいのか。
いろいろ試していく中で、少しずつ変えていることがあります。
それは、「伝え方」ではなく「順番」を変えることです。
いきなり改善を伝えるのではなく、
まず相手の意図を知る。
今の状態を肯定する。
そのうえで、“気づき” につながる視点を渡す。
たとえば、
「ここ、こうした方がいいと思います」ではなく、
「ここって、どういう意図で作りました?」と聞いてみる。
そこから、「もしこうしたら、また違った印象になるかもしれませんね」と広げていく。
答えを押し付けるのではなく、“考えるきっかけ” を渡す。
それだけで、相手の反応は大きく変わりました。
単に私の思考、直接的な行動を促すのだけではなく、
「相手の考えや立場を理解した上で、こういう理由だから、こうもあるのでは?」
と「自分ごと」として理解してもらえれば、行動につながるのではないかなと考えています。
まとめ
自分のこの癖は、直すべきものではなく、使い方の問題なんだと思います。
問題に気づけることも、改善を考えられることも、本来は価値のあることだから。
ただ、そのまま伝えるだけでは、届かない。
大切なのは、人を変えようとすることではなく、相手が自分で気づけるような “構造” をつくること。
これからは、その設計を意識していきたいと思っています。
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