過去の失敗がくれた成長のコツ|経験から学んだ、成長のヒント②
- hirovideocreator
- 10月2日
- 読了時間: 6分
更新日:10月19日
〜失敗は終わりではなく、挑戦の証。〜

はじめに
前回のブログでは「挑戦を恐れないコツ」についてお話ししました。
挑戦は、成長の扉を開くために欠かせないものです。
しかし、挑戦の先には必ず「失敗」という現実が待っています。
今回は、その「失敗」について掘り下げたいと思います。
失敗とは何か。なぜ失敗は避けられないのか。
そして、失敗からどのように学び、成長へとつなげていくのか。
私自身の経験を交えながら、「失敗をどう力に変えるか」という視点で書いていきます。
▼この記事でお話しすること:
失敗とは何か
挑戦しないことこそ本当の失敗だという視点
失敗のエピソード
クライアント案件で方向性がずれ、構成を1からやり直した経験
失敗から学んだこと
方向性の逐一確認の重要性と、信頼関係を築く工夫
失敗と挑戦のバランス
意味のある挑戦が、意味のある失敗を生むという考え方
まとめ
失敗は挑戦の証であり、学びを拾い上げる姿勢が未来を変える
失敗とは何か

失敗とは、ただ「思った通りの結果にならなかったこと」です。
それ自体はゴールではなく、成長の過程にあるひとつの通過点にすぎません。
よく「成功の反対は失敗」だと考えられがちですが、私はそうではないと思っています。
成功の反対は “挑戦しないこと” です。
なぜなら、挑戦をしなければそもそも成功も失敗も生まれないからです。
中には「失敗しない人」もいます。
けれど、その多くは挑戦を避けている人です。
自分の快適ゾーンから出ず、新しい環境に飛び込まない。
たしかに失敗はしないかもしれませんが、同時に成長もしません。
私は、失敗=挑戦の証だと考えています。
挑戦を続ける限り、失敗は必ず訪れる。
むしろ「失敗している」ということは「挑戦できている」という証拠なのです。
そして、これは私の強い哲学ですが、
極論を言えば失敗がなくなった時点で私の人生は終わったも同然だと考えています。
なぜならそれは、自分の進化を止めてしまうことだからです。挑戦と失敗は常に表裏一体なのです。
失敗のエピソード

私が強く覚えている失敗のひとつに、動画編集の経験があります。
当時は「いいものを作りたい」という思いで、夜遅くまでパソコンに向かい続けました。
細かなカットや色味を何度も調整し、自分では「これは最高の仕上がりだ」と思っていました。
けれど、クライアントから返ってきた言葉は「求めていた方向性と少し違う」でした。
その瞬間、全身から力が抜けるような感覚がありました。
「こんなに時間をかけたのに…」 「信頼を失ったらどうしよう…」
そんな不安と恐怖が押し寄せたのを今でも覚えています。
しかも、その修正は細かな手直しでは済まず、結局1から構成をやり直さなければならなかったのです。
目の前に積み上げた時間と労力が、一瞬で崩れていったように感じました。
ただ、落ち込んでばかりはいられません。
ここから私は、次につながる大きな学びを得ることになりました。
失敗から学んだこと

この経験を通して気づいたのは、大事なのは失敗そのものではなく、その後にどう行動し、どう考えるかということです。
もちろん、最初に「こういう流れで作っていきましょう」という話し合いはしていました。ですが、実際に作業を進め、時間が経つと、どうしてもイメージにズレが生まれてきます。
その結果、結局1から構成をやり直すことになったのです。
この経験から学んだのは、方向性は最初に決めるだけでなく、逐一確認していく必要があるということでした。
「最初に方向性をすり合わせる」ことは大前提ですが、それを定期的にアップデートし続けることで、はじめてズレを防げるのです。
具体的には、クライアントと最初に会話をするとき、必ず
「完成後にどんな気持ちになってほしいか」
「誰に見てもらいたいか」
といった根本的な部分を聞き出します。
さらに、編集の途中でも簡単なサンプルや構成案を提示し、
「この方向で進めてもいいですか?」
と確認するプロセスを取り入れるようになりました。
こうしたアクションを積み重ねることで、制作の途中で大きな手戻りが減り、クライアントとの信頼関係もより強くなりました。
誰も失敗しようと思って失敗するわけではありません。
しかし、そのあと挑戦をやめてしまうのか、前に進む糧にするのかで未来は大きく変わります。 私は後者を選びたいし、その選択こそが成長を加速させると信じています。
失敗と挑戦のバランス

失敗は誰にとっても避けたいものです。
何回も述べますが、失敗は「ただの終わり」ではなく、挑戦したからこそ生まれるものです。
つまり、失敗があるということは、それだけ自分が一歩外に踏み出した証拠でもあります。
ただし、ここで重要なのは「挑戦なら何でもいい」というわけではないという点です。
無計画に飛び込めば、失敗は単なる消耗で終わってしまいます。
一方で、自分にとって意味のある挑戦を選べば、そこから必ず「意味のある失敗」が生まれるのです。
前回のブログでも触れたように、挑戦の仕方や選び方が大切です。
どんな挑戦を選ぶかによって、その後の失敗の質も変わり、学びの深さも大きく変わっていきます。
つまり、挑戦の選び方 → 失敗の質 → 学びの深さ
この流れが積み重なっていくことで、人は次のステージへと押し上げられるのだと思います。
そして大切なのは、そのプロセスを「一度きりの結果」で終わらせないことです。
挑戦し、失敗し、そこから学ぶ。
この循環を続けていく限り、人は常に成長し続けられるのだと、私は信じています。
まとめ
失敗は誰にとっても避けたいものです。
ですが、よく考えてみると「失敗しない」というのは、ただ挑戦していないだけなのかもしれません。
挑戦をすれば必ず壁にぶつかるし、思い通りにいかないこともある。
だからこそ、失敗は「挑戦した証」であり、むしろ成長の入口なのです。
もちろん、失敗の痛みは簡単に消えるものではありません。
でも、その痛みをどう受け止め、どう学びに変えるかによって、次の挑戦の質が決まります。
失敗があるということは、それだけ自分が新しい一歩を踏み出している証拠でもあります。そして、その一歩の積み重ねこそが、あなたを次のステージへと押し上げてくれるのです。
次回予告
この失敗の裏側にある「恐怖」について掘り下げていきたいと思います。
挑戦や失敗の背景には必ず恐怖が潜んでいます。
その恐怖とどう向き合うかを考えることが、また新しい一歩に繋がるはずです。
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