約6年のカナダ生活を振り返って
- hirovideocreator
- 22 時間前
- 読了時間: 5分
〜時間はかかったが、得たものは大きかった 〜

はじめに
カナダから日本に帰国し、少し時間が経った今、ようやく約6年間のカナダ生活を振り返れる場所に立てた気がしています。
当時は、振り返る余裕なんてほとんどありませんでした。
目の前のことで精一杯で、考えるよりも動くしかなかった。
だからこそ今、この時間を一つのかたまりとして見つめ直し、何が起きて、何が残ったのかを書いてみようと思います。
カナダに行った理由や当時の詳しい心境については、過去のブログをご覧ください。
今回は「6年という時間を過ごして、感じたこと、学んだこと」 そのダイジェスト版です。
▼ この記事でお話しすること
「とにかく体験すること」を選び続けたことで、行動の基準そのものが変わっていった。
2. 逃げなかった小さな決断
楽な道を選ばなかった判断が、仕事への向き合い方を静かにつくっていった。
海外で働いたからこそ、日本人であることが評価の現実を知った。
住むだけでは変わらず、時間と継続によってしか身につかない。
5. 止まることで次に進めた
怪我によって止まった時間が、結果的に次の方向を選び直す余白を生んだ。
とにかく経験することを選んだ時間

そもそもカナダ生活は、最初は1年の予定でした。
だからこそ、できるだけ多くのことを経験しようと決めていました。
きっかけはスノーボードでしたが、初めての長期海外生活。
ウィスラーの自然、アウトドアアクティビティ、言語、文化を “肌で感じる時間" と思って過ごしていました。
特に印象的だったのは、「何かをやろう」と思った瞬間に、 すぐ環境が用意されていることでした。
マウンテンバイクにしても、ハイキングにしても、 特別な準備をしなくても、日常の延長線上に選択肢がある。
日本では「やるかどうか」を考える時間が先に来ることが多いですが、 ウィスラーでは「とりあえずやってみる」が自然に起きる。
この環境が、自分の中の “考えてから動く” だけしかできなかった癖を、
少しずつ “動きながら考える” 方向にも変えていったように思います。
逃げなかった小さな決断

カナダ生活において、ひとつだけ最初から決めていたことがあります。
日本食レストランでは働かない。
英語はまったく話せませんでした。
それでも、英語が話せないからという理由で日本語圏に留まるのは違う気がした。
カナダに来た意味がなくなる。そう思ったからです。 正直に言えば、日本食レストランで働く方が、精神的にも、生活的にも、ずっと楽だったと思います。
言葉が通じない不安や、うまく伝えられないもどかしさを抱えなくて済む。
それでもその選択をしなかったのは、 「ここで楽な方を選んだら、この先ずっと同じ選択をし続ける気がした」からでした。
仕事は皿洗いから始まりました。
日本では「下っ端の仕事」というイメージが強いかもしれません。
ですが、私が働いていた職場では、役割に関係なく、1人のチームメンバーとして敬意を持って接してもらえました。
あの経験は、「仕事の価値は立場では決まらない」という感覚を、今も自分の中に残しています。
日本人として働くということ

もうひとつ強く感じたのは、他国の人から見た日本人のイメージです。
勤勉。とにかく真面目に働く。
面白かったのは、「ちゃんとやること」が評価される一方で、日本では当たり前だと思っていた基準が、実は当たり前ではなかったことに気づいたことです。
同時に、「日本人だからできる」という見られ方に “期待” が上乗せされているように感じる瞬間もありました。
それと、日本という国のブランド力の高さを感じる一方で、 英語のハードルが高く、選択肢が限られてしまう人が多い現実も見えました。
それでもこの経験を通して、自分は “国籍”で 評価されたいのではなく、
“姿勢” で評価されたいのだと、はっきり自覚するようになった気がします。
英語は住めば話せるようにはならない

英語について言えば、最初の1年半は、まったく成長を感じられませんでした。
2年が経つ頃になって、ようやく「少しずつ前に進んでいるかもしれない」
そう思えるようになった感覚があります。
最初の2年間は、カナダ人2名とのシェアハウス。 英語が話せない自分を快く受け入れてくれ、多くのサポートをしてもらいました。
そして帰国直前、英語で多くのことを会話できるようになったとき、時間はかかったけれど、確実に成長していたことを実感できました。
だからこそ、今はっきり言えます。
「海外に住めば英語がペラペラになる」それは幻想です。
そこには必ず努力と継続が必要になることが改めて身に沁みました。
止まることで次に進めた

6年間の中で、2度の大きな怪我も大きな転換点になりました。
1回目は、1年目の冬。
スノーボード中の股関節骨折。
この怪我がきっかけで、1年の予定だった滞在は2年へと変わります。
2回目は、2年目の秋。
スケートボード中の膝・後十字靭帯断裂。
この怪我を境に、スノーボードで無理をしなくなりました。
今はスノーボードをしていません。
でもその分、他の「やりたいこと」に時間を使えるようになった。
怪我には正直慣れています。 いいことではありませんが、壊れて、修復して、進化して戻る。 そんなメンタリティが、自分の中にはあります。
この経験もまた、今の自分をつくる大切な要素になっています。
おわりに
カナダに行く前には、想像もしなかったことが、いくつも起きました。
そのひとつひとつが、今の私の思考と行動を生み出しています。
時間はかかりました。
けれど、得たものは確実に大きかった。
そして今はその時間を「過去の思い出」ではなく、
これからの自分を進めるための土台として使っていきたいと思っています。
次回は、このカナダ生活を通して、私が何を学んだのか。 考え方や仕事への向き合い方を中心に、もう少し掘り下げて書いてみようと思います。 ブログ一覧に戻る
▶︎ お問い合わせはこちらから



コメント