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見えない思考を捉える技術/読書の意味③

  • hirovideocreator
  • 2025年11月27日
  • 読了時間: 6分

更新日:2025年12月3日

〜メモが創作の軸を育て始めた瞬間〜



はじめに

読書を続けていく中で、私は「書くこと」の重要性に気づきはじめていました。

読むだけでは、思考が深まらない。

ページを閉じたあと、理解したつもりの内容が“自分の中に定着していない”感覚が強まっていきました。


ちょうどその頃、ひとつの本と出会います。

表紙を見た瞬間に──「今の自分に必要なのはこれだ」と直感しました。


読み始めてすぐに、それは確信に変わっていきました。 私が抱えていた“書かない違和感” の正体を、まさに言語化してくれていたからです。


今回は、その本をきっかけに「読むだけ」から「書いて考える」へと変わっていったプロセスを書いていきます。


読み、気づき、書き始め、理解が深まっていく──その一連の流れの “後半” です。



  1. 一冊の本が扉を開いた




読書とメモを書き始めた頃の私は、 「どうやって進化させればいいのか」 「どこを改善していけばいいのか」 そんな小さな迷いを抱えながら、毎朝本を読んでいました。

メモは取っている。書いてはいる。けれど──どこか自分の中で “深まりきらない感覚” が残っていました。


そんなときに出会ったのが、斎藤孝先生の『思考を鍛えるメモ力』 でした。

表紙を見た瞬間に、なぜか胸の奥が反応しました。

──今の自分に必要なのはこれだ。


読書の流れの中で、“必要な本” に自然と手が伸びる瞬間がありますが、まさにその感覚でした。

迷わず購入し、すぐ読み始めました。

数ページ読み進めた時点で、直感が確信に変わりました。


自分が感じていた “書いているのに深まらない違和感” の正体が、そこに言語化されていたからです。


この本は、私が進みたかった道の “扉” を開いてくれるものだとすぐにわかりました。




  1. 偉人たちは “メモで思考していた”




本の中で最初に衝撃を受けたのは、歴史に名を残す偉人たちの多くが、例外なく“メモ魔”だったという事実でした。


詳しい内容は伏せますが、ナポレオン、エジソン、レオナルド・ダ・ヴィンチ、芥川龍之介..... それ以外にも数多の偉人たち。


ジャンルも時代も国も違うのに、“書くことを続けていた” という一点でみごとにつながっていました。


私はこの共通点を知ったとき、深く納得しました。

偉人の思考が深いのではなく、書き続けていたから、深まっていった のだと。


さらに、本には「偉人たちはそれぞれ “自分流のメモ” を持っていた」と書かれていました。

メモは記録のためだけではない。“思考を育てるための道具” だった。


この事実が、私の意識を一気に切り替えました。



  1. 色メモという大きなヒント





読み進めるうちに、ある一文が強く心に刺さりました。

“読書メモに、自分の考えを別の色で書き込む”


私はその瞬間にハッとしました。前回のブログにも記載しましたが、自分がこれまで続けていた読書メモは、学生時代の延長のようなものでした。


  • 本文を写す

  • 気になる部分を抜き出す

  • 大事なところに線を引く


そのすべてが “写すだけ” で終わっていたのです。

つまり、「自分の思考」がどこにも存在していなかった。

だから、理解が浅いままになっていた。だから、もやもやが残っていた。


別の色で書くという、とても小さな工夫なのに、それは自分が “考えていない部分” を鮮明に浮かび上がらせてくれました。


写した文字の横に “もう一つの色の自分の言葉” が並ぶだけで、理解の深まり方が大きく変わりました。


これはまさに、読書とメモの革命のようでした。



  1. 書けば理解が深まる理由




「書くこと」が理解を深める理由は、とてもシンプルでした。

頭の中だけで考えていたことを、一度言語化して外に出すことで、ようやく整理される。

そして書くことで、


  • 何を感じたのか

  • どこにひっかかったのか

  • どこに疑問を持ったのか

  • どう解釈しようとしているのか


が、目に見える形で浮かび上がってきます。


その瞬間、私は気づきました。

書くことは、理解を “確認する作業” ではなく、理解を “つくり出す作業”  なのだと。


さらに良いことに、書いた言葉は「他人に話すときの土台」にもなってくれます。

言語化しておけば、考えが詰まらない。伝えるときに迷わない。

「なんとなく理解している状態」が消えていく。


これは思考の整理であり、自分の軸を育てるプロセスでもありました。 書いた内容を見返しながら、今日からできる小さな行動を一つだけ探すようになりました。

学びを “行動に下ろす” ことで、理解が少しずつ身体に定着していく感覚がありました。



  1. メモを書いた “あと” に見えてきたこと




二色メモを続けるうちに、私は “書いて終わり” ではなく、書いたあとにどう向き合うかが思考の深まりを決めることに気づきました。


まず行っていたのは、書いた内容の中から「今日できる小さな行動は何か」を探すことでした。


そして、その行動を自分の生活や映像制作にどう結びつけられるかを考えて、少しずつ取り入れていきました。


ただ、このプロセスの中で何より大きかったのは、メモを“3つの視点”で見直す習慣が生まれたことです。


  • 客観的に見る(偏りはないか)

  • 肯定的に見る(良い気づきはどこか)

  • 逆説的に考える(反対の視点は何か)


ただ写しただけのノートが、少しずつ “自分の哲学の入口” へと変わっていきました。


読む → 書く → 見直す その循環の中に、静かに新しい思考が芽生え始めていました。


まとめ


斎藤孝先生の『思考を鍛えるメモ力』との出会いは、私の読書の向き合い方を大きく変えてくれました。

それまでの私は、“読むこと” に集中し、“書くこと” を忘れ、“考えること” が深まらないまま進んでいました。


しかし、二色メモを始めてから、メモを書き、見直し、行動につなげ、さらに自分流にアレンジして、逆説的に考えていく──

この小さな循環が積み重なるほど、読む・書く・考えるがひとつにつながりはじめました。

読書はただのインプットではなく、“自分の内側を整える行為” へと変わっていきます。


書くことで、思考は息づきます。見返すことで、思考は深まります。行動することで、思考は形になります。

そしてそのすべてが、映像制作で“見えないものを捉える目”にもつながっていくのだと感じています。

本に書かれた方法をそのまま真似するのではなく、自分の生活や制作に合わせて“自分流に変えていく”ことで、思考の軸がより強く形になっていくのだと感じています。 ブログ一覧に戻る


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