メモと思考がつながる時/読書の意味②
- hirovideocreator
- 11月19日
- 読了時間: 5分
更新日:3 日前
〜読むだけでは気づけなかった変化のはじまり〜

はじめに
読書を始めてから、気づけば日々の過ごし方が少しずつ変わってきました。
夜は早く眠り、朝の静けさの中で本を開く時間ができました。
しかし、読書を続けるようになってから、意外な違和感に気づきました。
「読むだけでは、思考が深まっていない気がする」
ページを閉じたあと、本の内容は覚えていても、自分の考えがどこにも残っていない。
そんな、どこか空洞のような感覚がありました。
その理由は、しばらく忘れていた “ある行為” にありました。
それは 書くこと、つまり メモを取ること です。
読書を続ければ続けるほど、「書かないまま理解しようとしている自分」が浮かび上がり、いつの間にかメモの重要性を強く感じるようになりました。
今回は、読書そのものよりも、読書を通して “書く習慣” を取り戻していくまでのプロセス を書いていきます。
読む → 違和感 → 書き始める → 小さな変化その一連の流れの “前半” です。
▼ この記事でお話しすること
読むだけでは思考が深まらないという、小さな空白に気づいた。
学生時代から続いていた“写すだけのノート”が、書く意味を失わせていった。
デジタル管理だけでは思考が深まらず、表現にも影響していた。
新しい道具がきっかけとなり、書く行為が生活に戻っていった。
写すだけだったノートに“自分の声”が混じり始め、思考が芽生えた瞬間。
書かない違和感とは?

読書を続ける中で、自然と5〜6冊ほどの本を並行して読むようになりました。
価値観や人生観、人間の本質に触れる内容が多く、ページを進めるたびに世界の見え方が変わっていきます。
そして、読み方に “層” があることに気づきました。
① スラスラ読める本
心を軽くしたいとき、感覚的に読み進める本。
② 必要な部分だけ拾う本
今の自分にとって必要な部分を抜き出すための本。
③ ゆっくり深める本
一語一句を噛みしめ、理解を積み上げていく本。
これらの読み方の違いは、「自分の思考の深さや理解度、その本に対する重要度」によって変わるものなのだとわかりました。
しかし、どの読み方をしても共通して生まれるものがありました。
「理解しているようで、自分の本当の理解や、考えの痕跡が残っていない」
知識は目から入ってくるのに、思考が育っていく感じが薄い。 その理由を探っていくと、過去の “書かない習慣” にたどり着きました。
過去の私は「書くだけ」の行為だった

学生時代の私は、たしかにノートを取っていました。
しかしその多くは、
黒板を写す
そのまま閉じる
見返さない
という “作業のノート” でした。
大人になってからもその癖は続き、
書いても活用しない
思考が深まらない
書く意味が感じられない
という感覚が積み重なり、いつしかノートを使わなくなりました。
そしてある瞬間から、「書いても意味がない」そう思い込むようになりました。
気づけば、紙とペンは机から消え、私の思考もどこか曖昧なまま、デジタルの中に漂っていました。
読書でも同じで、私はずっと インプットだけの読み方 を続けていたのです。
読むだけでは理解が浅くなる理由は、まさにこの “書かない癖” の延長にありました。
映像制作でも思考を浅くしていた

映像制作を始めてからの私は、企画・構成・アイデア・メモ——すべてをデジタルで完結させていました。
効率が良く、整理も簡単。
しかしあるとき、ふと気づきました。
「情報は整っているのに、自分の思考が整っていない」
整ったファイル
美しいまとめ
情報の羅列
しかしそこには、“思考を深めて、考えながら書いた痕跡” がありませんでした。
読書でも、映像制作でも、私はずっと 手を動かしていない思考 をしていたのだと気づきました。
つまり私は、インプットだけで満足し、アウトプットをしていなかったのです。
「だから思考力も行動力も進化していかなかったのか」
ようやく、そのことに気づき始めていました。
そんな時期に、予期せぬきっかけが訪れます。
タブレットとデジタルペン

読書を続けるなかで違和感が大きくなっていた頃、使っていたタブレットの動作が重くなり、買い替えを検討しはじました。
そのとき、ふと思ったのです。
「書く環境を整えたら、自然と書き始めるのではないか?」
「書けば、理解や思考の深さも変わっていくかもしれない」
そう思い、新しいタブレットとデジタルペンを購入し、久しぶりに “書く行為” を生活に戻してみました。
まず書き始めたのは、ごくシンプルな内容です。
本の内容を書き写す
気になったフレーズを抜き出す
大事な箇所に印をつける
いわゆる “学生時代の延長” のようなノートです。
しかし、ペンを動かし始めてわかったのは、読むだけでは気づかなかった 小さな “ひっかかり” が生まれてくることでした。
ノートが少しずつ進化し始めた

タブレットでのノート書きを続けるうちに、静かに一つの変化が訪れました。
写しているだけのはずなのに、少しずつ “自分の声” が混じり始めたのです。
なぜこの言葉を書いたのか
どこに違和感を覚えたのか
なぜここで立ち止まったのか
ノートを見返すと、自分の考えが小さく息づいているのがわかります。
たとえば——
「希望は本当に持つべきなのか?自分はどう感じる?」
という、問い。
たった一つの “問いかけ” ですが、それはただの写し書きだったノートに、初めて温度を生んでくれました。
まだ「考えるノート」にはなっていません。
でも、確かに何かが変わり始めていました。
そして、この小さな変化を大きな流れにしてくれたのが、ある “一冊の本” でした。
その本を境に、
読む → 写す → 考える
というサイクルが一気に立ち上がり、書くことの本当の意味を理解しはじめます。
この続きは、次回じっくり書いていきます。 ブログ一覧に戻る
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